第53回フラーレン・ナノチューブ・グラフェン総合シンポジウム@宇治にて

以下の8件の発表をしました。

1-12 「太陽光利用を指向したカーボンナノチューブ光触媒の開発と水素製造」
* 高口 豊, 村上 範武, 石本 寛伍, 井澤 拓己, 西川 翔, 渡邊 憲, 三宅 秀明, 田嶋 智之
1P-1 「Self-assembly and Fluorescence Properties of [60]fullerene-pentacene Monoadducts」
*田嶋智之,三宅秀明,高口豊
1P-9 「単層カーボンナノチューブ/デンドリマーハイブリッドの合成と光増感機能」
*石本寛伍,山神将大,田嶋智之,三宅秀明,高口豊
1P-18 「チオカルボニル色素内包SWCNT/フラロデンドロン超分子複合体の合成と光増感作用」
*西川翔,村上範武,田嶋智之,三宅秀明,高口豊

2P-10 「SWCNT Photocatalyst for Hydrogen Production from Water upon Photoexcitation of (8,3)SWCNTs at 680-nm/1000-nm Light」
*Noritake Murakami, Hideaki Miyake, Tomoyuki Tajima, Yuta Nishina, Wataru Kurashige, Yuichi Negishi, Yutaka Takaguchi
2P-16 「Z-Scheme Water Splitting using a Single-Walled Carbon Nanotube Photocatalyst and BiVO4
*Takumi Izawa, Noritake Murakami, Daiki Miyamoto, Hideaki Miyake, Tomoyuki Tajima, Vit
Kalousek, Keita Ikeue, Yutaka Takaguchi

3P-11 「Fabrication of Photocathode Based on a Single-walled Carbon Nanotubes and Fullerodendoron」
*Ken Watanabe, Kiki Kuarniwan, Masashi Sumi, Tomoyuki Tajima, Yutaka Takaguchi
3P-30 「MoS2/アントリルデンドロン超分子複合体における光誘起電子移動」
*平山隆太郎,田嶋智之,村上範武,西川翔, 高口豊

学会ホームページ

 

【学会メモ】

  1. (6,4)tubeなどの細いCNTsの選択的合成法がどんどん進展している。我々にとっては嬉しい限りだが、分けてもらえないだろうか。
  2. マクロファージがCNTsを分解する様子には感動した。細くて柔らかいCNTsは、ほとんど毒性がないという事実は、もっと世間に認知されるべき。岡山大学の産学連携機構などは、10年以上昔の知識で、CNTsには安全性評価が必要などと言って来るので閉口するが、これが世間一般の認識なのだから、もう少し産総研には頑張って宣伝してもらいたい。
  3. 日本ゼオンが大量合成するCNTsの最初の出口はタイヤのゴムかと思っていたら、どうもThermal Interface Materialらしい。CNT光触媒にも目が向けてもらえるように頑張らないといけない。
  4. 岡崎先生と共同研究打合せをした。しっかりと出口を見据えて、良い共同研究にしたい。

【旅メモ】

  1. 宿泊先は、京都セントラルイン ☆☆★(四条河原町にあるので、場所は素晴らしいですが、古いし、部屋が使いにくかった。朝食は、1階の、スタバなのだが、特に良いわけでもない。)
  2. マダン黄檗 ★★★(化研で学会の時は、ここで夕食にするのはとても良いアイデア。コスパ抜群のイタリアン。)
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