有機化学1(2018)受講ガイダンス

この講義は、「基礎有機化学」の続きの講義です。「基礎有機化学」の単位を落とした方、また、理解が不十分な方は、教科書を良く復習し、理解を深めた上で受講して下さい。
受講する上でのポイントは、「基礎有機化学」と同様ですが、再掲しておきます。

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【受講するうえでのポイント】

  1. 講義は教科書に沿って進行します。予習・復習をして講義に臨むこと。
  2. 講義には、ノート、教科書、分子模型を持ってくること。
  3. 教科書の問題をすべて解けるようになることが目標です。
  4. 各自、教科書の問題をノートに解き、正解できるまで繰り返し練習すること。
  5. 板書とスライドについて、手書きでノートを取ること。
  6. スライドの図は基本的に教科書の図をそのまま使用しています
  7. 出席は取りません。(完成した手書きノートと配布資料が出席の証です)
  8. 成績は評価試験(手書きノート持ち込み可)により評価します。

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【1】この講義を受講する上で、必ず購入する必要があるもの

1)教科書「有機化学 改訂2版」(奥山 格・石井昭彦・箕浦真生 著、丸善出版)
2)HGS分子構造模型 有機化学学生用セット

以上2点は、「基礎有機化学・有機化学I ~ V・環境有機化学I ~ II」の講義で共通して使用し、講義の理解に欠かせない。他の科目の教科書と異なり、3年間使い倒すものなので、単位数あたりの価格(教科書と分子模型合わせても、1単位あたり1000円程度)を考えれば「お得」。

*The textbook in English is available:
“Organic Chemistry: A Mechanistic Approach”(Tadashi Okuyama, Oxford Univ Pr Childrens Books)

【2】参考書

「有機化学 問題の解き方」(奥山 格 著、丸善出版)
教科書の中の問題の解答・解説が記載されているので、自習に活用してください。

【3】教科書の勉強の仕方

《勉強ノートを一冊準備》
教科書の問題をすべて解けるようになるのが目標なので、まず、ノートを一冊準備し、教科書を1ページめから読み進みながら、問題1.1から順番に解いていく。問題を解いたら、答え合わせをして、正解・不正解を教科書にマークしておく。復習の際は、不正解だった問題にチャレンジし、確認しておけば、評価試験は完璧です。
《予習と復習》
講義は教科書に沿って進みます。次回の講義分について、教科書を読み、一度、問題を解いて確認しておくと、講義時に、分からないことを質問しやすくなります。講義終了後は、必ず、問題を解き、理解度を確認して下さい。講義で分かったような気になっても、問題を解くと、理解が不足している部分に気づくことができます。
《Web教材を利用しよう》
教科書には、豊富なWeb教材が準備されている。簡単な予習復習から、より深い学びまで、各人のレベルに合わせてWeb教材を利用しよう。
《Tips》
有機化学は,教科書の1章から順番に知識を積み上げることではじめて理解できる。従って,いきなり3章を勉強して,問題を解けるかというとまず解くことができない。分からなくなったら、はじめから教科書を読み返すことがコツ。

【4】成績評価

評価試験の点数により評価します。手書きのノートのみ持ち込み可です。したがって、毎回出席し、ノートを作っていれば、もちろん役立ちます。

【5】質問について

講義の休憩時間がチャンス。それ以外で質問があれば、まずは電子メールで。面談については、アポイントを取るのが吉。

【6】講義進行予定(予習・復習に活用して下さい)

こちらに掲示しています5/30(水)4・5限に補講を予定しています。ご注意!

【7】最後に

言葉の通じない海外で、たった一人、どうやって生活しようかと悩んでいたって、どうにもなりません。「当たって砕けよ」精神で、とにかく、現地の人とコミュニケーションを取る。そして、少しずつ言葉やルールを覚えていくうちに、まるで不自由無く暮らせるようになるのです。習うより慣れろという言葉もあります。

「有機化学」が難しいと感じる諸君は、「分子」の気持ちが分からずに戸惑っていることと思います。でも、大丈夫!沢山問題を解くことで、経験を積めば、徐々に分子の気持ちが分かるようになって来るはずです。大学の「有機化学」は、暗記科目ではありません。ほんの少しのルールとコツを掴めば、あらゆる分子の性質や反応を自在に予測し、また、使いこなせるようになります。エウレカ!っていう瞬間は、諸君のほんの少し先にあるのです。諸君は、有機化学が苦手なのではないのです。素質十分で、ただ、経験値が足りないだけなのです。とことん考える「有機化学」を、是非enjoyしてください。

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あなたが「分子」を愛した分だけ、「分子」はあなたに自然の秘密をそっと教えてくれる
自然科学は、人におもねることは無いが、決して裏切らない

 

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