有機化学III (2019) の試験結果

試験受験者で再履修している方へ
履修登録がない方が2名います。うち1名は合格点に達していますのでもったいない。大至急、確認の上、教務で手続きを!

手続き終了後、即座に成績入力可能になるようですので、田嶋までメールで連絡をください。

【結果】
受講登録者 72 (+2?)名
試験受験者名 70名(4名欠席)
受験者平均点 86.7点/120点
受験者最高点 120点/120点
受験者最低点 33点/120点
単位取得者 61名+(1名は合格点に達していますが、履修登録がなく成績が出せません)
不合格者  8名+(4名放棄)

【総評】
有機化学IIIで扱っている反応機構は、面白くもあり、難しくもあるのですが、
100点以上の高得点者が25名もおり、大変、よく勉強してくださっていたと感じました。

【補足 12月26日加筆】
授業評価アンケートで、解答の見直し時間がない試験はクレイジーだという意見の学生がおりました。
この点について、回答します。
・事前に講義の模試の際にも説明しましたが、問題時間は、実際に問題を解き、「見直しの時間も含めて」問題回答時間を設定しています。
・昨年の問題を使って、実際に模試という形で演習をすることで、実際にどのくらいの時間配分が必要とされているのかを、成績評価試験の前に体験していただいています。
・実際の試験では、学生さんの解答の様子をみて、あまりにも時間が足りていない場合、私の講義では、解答時間を延長するという処置をとっています。
・通常の試験方法では、カンニング者が絶えず、この試験方法は、カンニング防止策という意味でも行っています。
(この試験方法でも、カンニング者はいます。私が試験中につまらないことをするなというときがありますが、それは、隣の人の解答を覗き込んでいる人がいるときです。ビデオ撮影しているわけではないので、確実な証拠がないので注意を促すしかできませんが、人数は大幅に減少しています。)
見直し時間がなかったのでしたら、問題を解くのではなく、ノートを見て問題を探す、そして写すという行為をしているか、講義にきておらず、一発受験をしたと思われます。
試験は、講義ノートを写す作業効率を判断するものではありません。ご理解ください。

【単位を取得できなかった方へ】
・まず、講義に頑張って出席をしてくださっていたが、残念ながら単位を落とした学生さんへ
有機化学は基礎からの積み上げですので、有機化学IIIのところを一生懸命勉強しても、基礎有機化学や有機化学I, 有機化学IIの範囲を理解していないと、チンプンカンプンになります。採点をしていて、とてもがんばっている様子は伝わったのですが、基礎を理解していないがために、合格点に達しなかったように感じました。学習に取り組む姿勢は間違っていないのですが、もう一度、落としてしまっている有機化学の専門科目を基礎から勉強してくださると、次年度の単位は大丈夫かと感じました。
・再履修者で、講義に出席せずに試験を受講し、単位を落とした学生へ
おそらく、勉強はあまりせずに、昨年のノートを持ち込んで試験を受けたのだと思いますが、はっきりいって、試験中に使っている情報が古い。
今年は再履修者が多く、できるだけ受講者の下位層にあわせ、講義中で、例年の試験で多い間違いなどを紹介し、反応機構の部分は、公文方式の演習を組み込み、ひたすら同じパターンを繰り返し、反応機構を理解し、なんとか試験で点数をとれるような講義スタイルをとりました。
講義時間は聞いているだけの受け身の講義ではなく、自分で考え、理解を深めるように工夫してみました。また、最終回では、昨年度の問題を使って、大学では異例の模試までしました。そのためか、講義にでていない方には、そのまま勉強量の差につながったように感じました。

【注意事項】
ここのところ忙しく、お相手ができません。
受験者のうち、89%の方は合格をしているわけですので、(4年生で卒業がかかっている学生は除く)2、3年生から、私何点でしたか?という問い合わせについては、対応しませんのでご理解ください。なお、成績発表後、どうして不可であったのか聞きたい学生には対応をします。

プッシュ通知を