環境有機化学I 2019試験結果

【結果】
受講者47名
試験受験者45名(2名欠席)
受験者平均点 70点/100点
受験者最高点 100点/100点
受験者最低点 15点/100点
単位取得者 33/47名

【総評】
図で理解し、図をきちんと説明できるようになってほしいというように、勉強の仕方をお願いしていたのですが、
理解をせずに、ノートを持ち込んで、それっぽいことを書いた。解答欄は白紙にしなかったので、なんとかしてくださるのでは?という方が非常に多いと感じました。
試験は、この学生が、学習内容を理解をしているか、していないかを見定めるものです。
それを見極めるために、図と文章で説明してください(ちなみに問題文での表示では、この部分を赤字で強調して表示した)と問いたわけですが、
それを文章だけ、もしくはキーワードのように、書かれると、理解しているのか、していないのか判断がつかなくなり、いかにもあっていることような内容のキーワードだけを書いてくださっていても、問題文の指示に従ってくださっていないと、0点とするしかなくなります。
問題文の指示に従うように、そしてもし、問われていることが不明であれば、その場で挙手をしてください(その場で挙手に関しては、最初の1枚目の注意事項できちんと書いています)。

ちゃんと伝わるように、以下に具体例の一部を示します。
遷移確率が0になる場合の問題の解答について、図と文章で説明せよという問題について、「電子のスピンの向きが異なっているとき」と文章だけで書かれている解答が、7つもありました。言っていることは間違いないからなんで正解にしないのだ!と言われる人もいるかもしれません。
では、次の例はどうでしょうか?

文章をみると「電子のスピンの向きが異なっているとき」と書かれていますので、同じです。
しかし、図をみると、次の解答はS0からS1への光励起は許容なのですから、バツです。
この解答を書いた学生は、解答としては間違えてしまったけれど、きちんと文章と図で答えてくださっていますので、問題作成者に対し、きちんと答えようという意思を感じます。
こういうところの理解をきちんと見極めようと、問題を作成しているわけですので、出題者のリクエストに答えてくださいね。

【連絡】
いつものように、試験の点数60点を評点65点に換算して成績を出しています。
成績の評点の中央値は79点ですので、評点80点は平均だと考えてください。
個々の点数については、成績開示の際に確認するようにしてください。
なお、思ったより点数の低い方は、下記のパターンのどれかだと思われます。
問題文の指示に従わない
図と文章で説明せよ」と書かれているのに、図だけ、もしくは文章だけ(キーワードのみ)
問われていることに対し、オウム返しの解答
文章と図の内容が一致しない。 →ノートを写して解答したが、そもそも理解していないので、文章と図の両方で説明できない。
上記の解答は大幅に減点しています。

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