学科紹介

特徴と教育研究内容

化学の力で住みよい地球環境作りに取り組もう

資源の大量消費に支えられて発展してきた近代工業社会は、人類に豊かな生活を提供する一方で、炭酸ガスやフロンによる地球温暖化・オゾン層破壊、大量の廃棄物、酸性雨、化学エネルギー、有用資源の枯渇などの地球規模の環境破壊を引き起こしてきました。これらの環境問題のほとんどは物質そのものやその化学変化が関与して引き起こされたものです。

環境物質工学科では、物質およびエネルギーの変化のありさまを深く理解し、環境問題を化学的にとらえる能力を培い、住みよい環境作りに貢献できる人材の育成を目指しています。たとえば、太陽、水素などクリーンエネルギーに関する教育研究、環境負荷の小さいセラミック材料や高分子材料に関する教育研究、医農薬品の開発に関する教育研究、有害物質の回収固定化および廃棄物の有効利用・再資源化に関する教育研究などを通して行います。

環境物質工学科の教育研究内容

  • 従来の化学製品製造プロセスを見直し、生産の効率化、省エネルギー化の研究
  • 環境に優しい材料や医薬品の開発
  • 工業製品が何度も資源として利用できる耐久再利用型材料の開発
  • 太陽、水素などクリーンエネルギーの供給・変換・貯蔵・輸送および有効利用に関する材料化学的・化学工学的研究
  • 物質循環システムの解明・廃棄物の無害化処理プロセスの研究

これらの教育・研究を通して、住みよい地球環境作りに取り組みます。