芳香族になるかどうかで、分子の性質が随分違う

みなさんと、毎週楽しく勉強してきた基礎有機化学も、今日が最終日と思うと、寂しくなってしまいます。本日は、「芳香族性」について勉強します。
動画ビデオを御覧ください。

芳香族になるかどうかで、分子が平面になったり、ならなかったり。カルボニル基が、分極したり、しなかったり。あるいは、アニオンやカチオンが、安定になったりならなかったり。しますので、π共役系が環状になっているときは、必ずチェックする必要があります。
そして、共鳴寄与式を書いて、しっかりと考察した上で、分子の構造や性質に思いを馳せましょう。
ドラマティックだぜ、有機化学。サイコー!

コロナ禍の中、いろいろと不便なこともありますが、勉強すること、想像力を働かせること、こういったことは自由ですから、どんどん教科書を読んで勉強を進めてくださることを期待しています。ちなみに、講義のアイコンに使用しているフラーレン(C60)は60π系の化合物です。でも、反応性は、ベンゼンよりもオレフィンに近い。なぜでしょうね。

では、また、どこかでお目にかかれることを楽しみにしています。
そうそう、小テストを忘れずにお願いします。

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