ルイス構造式から分子の立体構造を導く

楽しいお正月を過ごすことができたでしょうか?
久しぶりに実家に帰って、もう、これでもかというくらい食べさせられた人も多いのでは無いでしょうか?
親にとって、みなさんは、化け物のように沢山ご飯を食べていた高校生の頃のままですので、ご注意ください…
まあ、たくさん食べるのが親孝行です。

そして、美味しいご飯は、有機物。勉強しよう、有機化学。
本年も、どうぞよろしくお願いします。

それでは、2021年のスタートの講義ビデオを御覧ください。

ルイス構造式を書いて、孤立電子対がちゃんと書かれている状態で、何方向に電子が張り出していいるのかな?って考察する(VSEPR)だけで、原子周りの結合角が分かる。これはかなり便利な方法です。ただし、これだけだと立体構造にたどり着けない分子(プロパジエン)にも対応できるように、原子の糊シロ(=混成軌道)を理解する必要があります。詳しくは、量子化学で勉強するかと思いますが、分子を考える上で重要な考え方なので、ここで、ざっと説明しておきます。次の講義ビデオを御覧ください。

電子は「糊」、原子の軌道は「糊シロ」
これさえ理解いただければ、今日の一番大事なポイントはクリアしたと思います。動画の中では、あまる詳しい話はできなかったので、一度、教科書を読んで、理解を深めていただくと良いかと思います。
なぜならば、ここまでが理解できて、始めて、「π結合」について、ちゃんと考えることができるようになり、それが、有機化学の面白さへと繋がっているからです。
基礎有機化学のテーマは。。。

なわけですが、今、まさに、その入口に立っているということになります。
それでは、次のビデオに進んでください。

本日の内容は、大学の有機化学らしい内容だったと思いますが、現時点で、みなさんに求められているのは、「ルイス構造式→原子周りの結合角→原子の混成状態」という思考回路が働くように、関係性を理解するということです。細かいことは、少しずつ理解すればOK。まずは、大枠を理解して、使ってみることが大事かと思います。ぜひ、教科書の問題を解いて、理解を深めてください。そして、小テストを忘れずに…

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