分子を立体的に捉えるだけでなく、安定な配座まで考えられるようになろう

前回の講義で、無事、紙の上に書かれた分子構造を立体化することができるようになったみなさん。こんにちは!本日は、立体化した分子が、クネクネと動き出すお話です。
次の講義動画を御覧ください。

単結合はグルグル回転できます。分子を動的に理解しましょう。そのときに便利なのが、Newman投影式です。Newmanさん、クラーク・ケントに似てませんか?え、誰だそれって…

時を戻そう。(これ、非常に高度なギャグなのですが、分からない人は、お父さんに聴いておくこと)

単純な単結合はグルグル回るのですが、環状化合物ではそうはいきません。それでも、許される範囲で、角度を変えることができるので、ペコペコ運動をすることができます。次の講義動画を御覧ください。

シクロヘキサンの環反転により、アキシアル位とエクアトリアル位が入れ替わるところ、とても重要です。みなさんが、分子のことを立体的に捉えて考えるためには、ただ、単純に、シス体とかトランス体とか言っているんじゃ、全然足りないのです。どういうシス体なのか?まで考えないといけない。次の講義動画を御覧ください。

今日のお話は、すぐに理解できたとしても、使いこなすのには、多少の訓練が必要です。
教科書の練習問題を解いて、理解を深めるようにしてください。
そして、小テストを忘れずに。

プッシュ通知を